No.13

Cinefex日本語版 No.13(2009年6月25日発売)

Vol13

ウォッチメン(Watchmen)

グラフィック・ノベルで描かれたスーパーヒーローたちを様々な技法を駆使して実写化

原作となった『ウォッチメン(Watchmen)』は、ストーリーが複雑で暗い要素も抱えているグラフィック・ノベルだが、スーパーヒーロー・コミックの大きな影響を与えた聖典の1つである。ザック・スナイダー(Zack Snyder)監督は、特殊効果、VFX、ミニチュア、メイクアップ効果を求めた。VFXスーパーばいざーのジョン・"DJ"・デジャルダ(John 'DJ' DesJardin)は、ソニー・ピクチャーズ・イメージワークス社(Sony Pictures Imageworks)、MOC社(The Moving Picture Company)、インテリジェント・クリーチャーズ(Intelligent Creatures)、CIS社(CIS Hollywood)を監修した。グレッグ・キャノム(Greg Cannom)のドラック・スタジオ社(Drac Studios)は人工装具を作成し、グローバル・エフェクト社(Global Effects)は特殊装具を作成した。

文=ジョー・フォーダム(Joe Fordham)/訳=秋田克彦

コラライン(Coraline)

ストップモーションとデジタル技術を巧みに融合させた手作り感溢れる映像

『コラライン(Coraline)』は、好奇心旺盛なヒロインが新しい家の秘密の扉から現実の世界より魅力的に思えるもう一つの世界を見つけるとおうニール・ゲイマン(Neil Gaiman)の小説を原作としている。ヘンリー・セリック(Henry Selick)監督は、ファンタジーの世界をストップ・モーションの手法で表現する方法と3D CGで表現する方法の両方を採用した。人形とアニメーションはライカ・エンターテインメント社(Laika Entertainment)に依頼したが、ライカ・エンターテインメント社にとって劇場版の長編映画のデビュー作となった。撮影監督のピーター・コザチク(Pete Kozachik)は立体的に見える効果に貢献し、VFXスーパーバイザーのヴァン・ハル(Van’t Hul)は多数のプロダクション・ワークを監督した。

文=ジョー・フォーダム(Joe Fordham) /訳=太田奈緒美


 

インクハート(Inkheart)

ミニチュア、実写エレメント、そしてデジタル・エフェクトにより描き出されたファンタジック・ワールド

イアン・ソフトリー(Iain Softley)監督のファンタジー・アドベンチャー『インクハート(Inkheart)』では、本を朗読することで人物を本の中や外に移動させてしまう魔法を本の修繕師が持っている。写真のようにリアルな表現を追究し、ソフトリー(Softley)監督とVFXスーパーバイザーのアンガス・ピッカートン(Angus Bickerton)は、ダブルネガティブ社(Double Negative)、セネイト社(Senate)、シネサイト社(Cinesite)、レインメーカー社(Rainmaker)、ピアレス・カメラ・カンパニー(Peerless Camera Company)にエフェクトを分担した。実写によるエフェクトに関してはSFXスーパーバイザーのポール・コーボルド(Paul Corbould)が、ミニチュアに関してはマット&ミニチュア社(Mattes & Miniatures)が担当した。

文=ジョディ・ダンカン(Jody Duncan)/訳=太田奈緒美


チェンジリング(Changeling)

1920年代から1930年代のロサンゼルスを再現したVFX

クリント・イーストウッド監督の『チェンジリング(Changeling)』は息子を小児愛者に誘拐された母親が腐敗したロス市警に立ち向かった実話に基づいている。VFXスーパーバイザーのマイケル・オーウェンズ(Michael Owens)は1920年代のロサンゼルスを再現した。

文=ジョディ・ダンカン(Jody Duncan)/訳=和仁りか

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