No.11

Cinefex日本語版 No.11(2008年12月発売)

Vol11

ダークナイト(The Dark Knight)

現実世界に存在するバットマン(Batman Grounded)

前作『バットマン ビギンズ』に続くクリストファー・ノーラン監督(Christopher Nolan)作『ダークナイト』で、バットマン(クリスチャン・ベール)はジョーカー(ヒース・レジャー)と対決する。狂人ジョーカーはゴッサムの市民を恐怖に陥れる。ノーランのアプローチは、できる限り実際のカメラでアクションを捉えるというもので、その多くがIMAX形式だった。その一方で、シカゴでロケ撮影したショットの増装、劇的なスタントシーケンス、極悪キャラクターの実現には、VFXに頼った。VFXスーパーバイザーのニック・デイビス(Nick Davis)は、ダブル・ネガティブ社(Double Negative)、フレームストア社(Framestore)、BUF社の3社を中心に700のショットを監修した。

文=ジョディー・ダンカン(Jody Duncan)

 

 

ハンコック(Hancock)

孤独なヒーロー(Carey Villegas & Ken Hahn on Hancock)

大物俳優のウィル・スミス(Will Smith)は、強力な力を持ちながら性格に欠陥のあるクライム・ファイターを『ハンコック』で演じている。この映画は2008年の夏にリリースされたスーパーヒーローの映画群の中で際立つ存在だ。『スパイダーマン』の経験を活かし、VFXデザイナーのジョン・ダイクストラ、SFXスーパーバイザーのジョン・フレーザー、そしてイメージワークスのチームは、ピーター・バーク監督が思い描いた乱暴で混乱した世界を実現させた。イメージワークスのデジタル・エフェクト・スーパーバイザーのケン・ハーンはダイクストラとともに撮影に立会い、ポストプロダクションではイメージワークスのVFXスーパーバイザーのキャリー・ヴィレガスや数多くの制作会社の協力を得た。

文=ジョー・フォーダム(Joe Fordham)

 

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull)

原子力時代のヒーロー(Atomic Age Hero)

監督スティーヴン・スピルバーグ、製作総指揮ジョージ・ルーカス、そして俳優のハリソン・フォードは、13年かけて、彼等の第4作目となる『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』を製作した。この作品では、考古学者であり冒険家であるインディが1957年に、若い相棒のマット・ウィリアムズ(シャイア・ラブーフ)とともに、南アメリカのジャングルで謎のクリスタル・スカルをめぐって、冷酷なソビエト諜報員達と争いを繰り広げる。スタン・ウィストン・スタジオ社は、スカルと特殊プロップを提供し、VFXスーパーバイザーのパブロ・ヘルマンは、SFXスーパーバイザーのダニエル・スディック、スタント・コーディネーターのゲイリー・パウエル、そしてILMとカーナー・オプティカル社のエフェクト・メンバーとともに、アクションと超常現象を演出した。

文=ジョー・フォーダム(Joe Fordham)

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